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小野年子と、後に「ノストラダムスの大予言」で大ブレイクする五島勉の同名小説を、武智が脚色、監督。すべて事実に沿って作られた点が特徴でもあり、公開後は、大ヒットを記録した。進駐軍が町中を闊歩する終戦直後の京都。東京の空襲で両親を失い伯母の家に身を寄せることになった年子。そんな彼女に、ある日軍物資不法所持の嫌疑をかけられ、突然MPから出頭命令が来る。連行される途中、年子はGIたちから次々とレイプされる。犯された身を恥じ伯母の家に戻れなくなった彼女は、東京の友人宅に身を置くが、性病にかかっていることが発覚。入院した年子はいつしか医師望月に秘かな想いを抱くようになる。間もなく、GIが病院を襲い、看護婦や妊産婦に暴行するという事件が起こった。望月は責任をとって辞職する。失望した年子は入院中に知り合った娼婦の甘言にのって三沢へ流れ、娼婦となる。そこでエミソン軍曹と知り合い、華やかな生活を送るが、それも長くは続かなかった。再び、娼婦に戻る年子。やがて体に異常を覚え、診療所を訪れた彼女は望月に再会する。しかし、癌との診断をくだされた・・・・・・。やむなく年子は手術代を借りに、以前出会ったミラー少佐を訪ねた。しかし、ひどい仕打ちに合い、ついに年子は殺意を覚える・・・・・・。(C)川口秀子/彩プロ / 戦後残酷物語