江崎和代

OL

朝はだめよ!

美希は、下着メーカーのデザイナーで、夏にむけての新作ランジェリーのデザインに意欲的なキャリア・ウーマン。そして、自由奔放なセックスライフをエンジョイし、80年代こそ女が男を選ぶ時代と意気軒昂の毎日を送っていた。美希は、会社の宣伝課の辻本がどうも気になる存在であった。そんな美希の思いを知ってか知らずか、辻本はなうてのプレイボーイとして若い女子社員とのSEXに明け暮れているにもかかわらず、未だに美希とは肉体関係がなかった。そんな辻本に憧れている後輩の典子から、一度ベッドインで狂いそうなくらい恋焦がれてしまったという胸中を告白された美希は、少々狼狽しながら「SEXってスポーツくらいにしか考えていないから、そんなに深刻に思い悩んだらダメよ。」と言い放つ。
かとうみゆき

ラストキャバレー

ラストキャバレーの詳細ページ。柊信太郎は最近寂し気だ。それもそのはず、彼が経営するキャバレー「ローズ」は近々閉店することが決まっていたのだ。だがそんな感傷とはおかまいなしに、「ローズ」は今日も、性の欲望を発散しようとする男たち、そして彼らのエキスを金に変えようとする女たちでムンムンしていた。なかでも最近店に現れた未也子はヌクことに命を賭けているかのよう。毎年、大学生たちが「ローズ」を会場にして開く新入生歓迎会の席でもフィンガーサービスを披露。初めて見る男の下半身に「エイリアンみたい!」と嬌声をあげる女学生をよそに、次々と手際良く処理していった。そんな騒ぎの中、信太郎のことが気にかかってしょうがないのが娘の逢維子。もしかして恋人ができたのでは…と、かつてのホステスの元を訪ね歩く彼女だが…。平成『ガメラ』シリーズや『クロスファイア』などで、いまやトップ・ディレクターとしての地位を揺るぎないものとした金子修介。その彼が古巣・にっかつに戻って手がけたロマンポルノへのオマージュ。風祭ゆき、岡本麗、橘雪子といった、スター女優が顔を見せているのも嬉しい。
にっかつロマンポルノ

紅夜夢

紅夜夢の詳細ページ。「ああ…とろけてしまうよ…お前さん」愛する人の激しい愛撫に私の身体が悶え狂う。高橋お伝、心底惚れた男のためにその肉体を捧げた女!! 明治九年八月。東京市ヶ谷監獄に透き通るような白い肌をした若い女が投獄された。 女の名は高橋お伝。生まれは上州利根郡下牧村。十六の時に波之助という婿養子をもらったが、波之助は業病やみのヒドい病身で、手も足も痺れ、酒なくしては生きていけない身体になっていた。 当然、医者の払いも溜まり苦しい生活のお伝は、四十絡みの金貸し田中甚三郎の所へ行く。金は借りられたものの好きモノの甚三郎にその美しい身体をおもちゃにされてしまった。 横浜にいい医者がいるのを聞いていたお伝は、波之助と共にそのお金を持って夜逃げすることにした。二人は互いの体を弄り合いながら、夢中で将来のことを話し合った。 …そして三年後、横浜…。
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