
団鬼六 肉体の賭け
老舗料亭「松風」の女将・絹代の悩みは、商品相場に狂う夫と男遊びに耽る妹の存在だった。夫の精二は二億五千万の借金を作って家を出た。「松風」の権利書を担保にして・・・。悪徳金融業者の川村は絹代の体と引き換えに、手形の書き換えに応じるという。川村は自分の愛人である愛子を精二の元へ送り込み、借金地獄に落とし入れ、手に入れた権利書をたてに、美人妻・絹代のSM調教を企てていたのだ。淫悪な川村の申し出に悩む絹代。一方、川村は絹代の美貌の妹・京子にも毒手を伸ばしていた・・・。 / 団鬼六 肉体の賭け