やりんこチエ・いちじく診察台

1985年に公開された日活ロマンポルノ作品です。後の「恋愛映画の名手」として知られる廣木隆一監督の初期作品であり、単なるパロディにとどまらず、軽いノリでエッチを楽しむ女性たちの青春を艶めかしく描いています。

配役

鹿取チエ: 東千恵
千種ゆかり: 榊ゆう子 (別名：彰佳響子)
深谷（チエの高校時代のテニス部の先輩）: 佐藤康

あらすじ

念願の社会人になった鹿取チエと千種ゆかり。学生時代を卒業しても、チエはいまだ陰毛が生えず、ゆかりは不感症だという悩みを抱えていました。

そんなある日、チエは高校時代のテニス部の先輩・深谷と再会します。チエの深谷への憧れが再燃し、二人は身体を重ねることに…。

この物語は、自分の未熟さを実感している少女チエが、おでん屋台を経営しながら、周囲の色恋模様を観察し、大人の恋愛に憧れる少女の小さな冒険を描いた青春エロスコメディと言えます。

エピソード・その他

監督: 廣木隆一 (本作が初期の監督・脚本作品)
脚本: 廣木隆一、沢木毅彦 (沢木毅彦は本作がデビュー作)
製作: 雄プロダクション
公開年: 1985年5月8日
上映時間: 62分
ジャンル: セミアダルト、エロスコメディ

この作品は、廣木隆一監督らしい、ただエロティックなだけでなく、登場人物の心の機微や青春の輝きを描こうとする姿勢が感じられる作品と評されています。

東千恵さんの、やや地味ながらも作品を輝かせる存在感も、評価されている点です。また、「じゃりんこチエ」のパロディであることも、作品のタイトルからうかがえます。

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